暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

薄情さ


一ヶ月ほどブログを書いていなかった。書きたい書きたいと思いながら書けていなくて、きょうどなたかが過去の記事にスターをつけてくれたのに背中を押された。やっと更新。


今夜は大根、里芋、にんじんの煮物を作った。メインディッシュはサバ缶を使った丼もの。これが火もレンジも使わない簡単レシピなので、副菜に時間を回せた。

最近は、全体的になんだか楽だ。やらないといけないこと(仕事)、やりがいのあること(家事)、真剣に考える・悩むこと、そして余暇のバランスが良い。

気張らないといけない時期もあるだろうけど、いまはこの感じが楽しい。嬉しい。


この一年は、自分とは違う状況に置かれた人のこと、その人の望んでいる言葉を考える機会があった。共感以外の気持ちの寄せ方が、こんなに難しいとは。

自分の場合に引きつけて話をするのは間違っているし、こう言えば上から目線だし、こう言えば他人事みたいだし、なんて言えば…

同じ経験があってもなくても、人にかける言葉は、その人のことをよく考えて発さなければいけないし、こうした逡巡は自然なものなのかな。

思いやる気持ちがあればすぐに適切な言葉が出てくるはずと思い込んでいた。

誕生日プレゼントも、あげたいけど、あげることは決めてるけど、何がいいかわからなくて探すなぁ。


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乾燥・気分の落ち込み


三連休が明け、体調を崩している人がちらほら。寒暖差が激しいもんなぁ。

私も昨日、季節を感じる変化があった。お風呂上がりに二の腕やお腹がかゆい。あ、これ肌の乾燥だな、と気づいた。ふと見れば手もカサカサ。いつもお皿洗いはゴム手袋をしてやっているのに、そんなのお構いなしにカサカサ。寝る前にハンドクリーム塗るだけじゃダメだなぁ。職場にも持ってこうかな。


きょうは不調だった。

混雑する朝の改札で、定期をかざそうとして落っことしたり、人の波をうまく縫えなくて何度かぶつかりかけた。

幸い仕事は少なく、大コケするようなことはなかったけど、何をするにも椅子に根が生えたように腰が重く、疲れてしまった。

妙にうまくいかない日ってある。いろんな方面に対してアンテナを張れない、張る気が起こらない。

家に帰ってきた今となっては、不思議だなぁと面白くも思えるけど、外にいる間は無性に悲しくて「早く、早く、家に」という感じだった。

最寄りの駅に着いたらホッとして、甘いものでも食べようかとコンビニに寄るも、やっぱり気持ちがひねくれているのか、アイスを見ても「お腹冷えるなぁ」、おまんじゅうを見ても「半分くらいのサイズでいいな」となんやかんや内心でイチャモンをつけただけで、店を出た。

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調子が悪かっただけで、とくに落ち込む理由はない。そういう日。


封筒の切手


取引先から定期的に届く郵便物がある。それに貼られている切手がいつもすてきで、密かに楽しみにしている。

あまりふだんは会う必要のない間柄で、電話も月に一回するかしないか。

それにおそらく、切手のチョイスは実際仕事でこちらの窓口になっている人じゃなく、事務方の別のかただと思う。

いつか機会があれば「いつも楽しませてもらってます」と伝えたいけど、それでその人の切手を選ぶ心持ちが、相手の反応があるものと意識されることで、なにがしかの変化をきたしてしまうのが嫌なので、やっぱり言わないでいいかなと考えている。

そういうのは、純粋にその人自身の満足と結びついて行われている姿がいいのだと思う。

(あーでもどうかな。もし私なら手応えが欲しいことが多いから、「これくらいの上品な感じなら大丈夫かな。これはカジュアルすぎるかしら」と逡巡しながら、相手がどう感じているかと確かめる術もないので落ち着かない思いをたずさえ、うにゅうにゅしながら切手を選ぶのではないか。)

とにかく、無難で行くところをそうしないで、こだわりを持って送ってきてくれている心に何より好感を抱いている。いつまでもそういう感じでいてほしい。(どんな人なんだかわからないけど。)

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そういえば、増税で切手も値段が上がったんだなぁ。この取引先からの封筒が届いて気がついた。


本の話あれこれ


最近次々と本を読んでいる。

元々買いたい本があって本屋に行ったら、その場で目について気になった本も一緒に買ってしまった。

日頃から、一冊ずつ買う方が大切に読めるように思っているけど、その日大型書店で膨大な数の書籍を目にして「こんなにいろんなテーマについて、いろんな人のいろんな考えがあるのに(それに触れる機会が本にはあるのに)、いちいち、ちまちま吟味してちょびちょび読んでるのももったいない」という気分になったのだ。

いまのところは積ん読にならずに済みそうだ。まぁたまには、そうやってガバッと買う時があってもいいかな。


本を読んだからといって、人に説明できるほど知識が身につくわけではないけど、「知りたいと思っていたテーマについて一度ちゃんと触った」という満足があるし、まとまった事じゃないにせよ、「そういうことか!」と合点がいく瞬間があれば、それでいいと思う。(それはそのテーマについて一歩理解が進むことに限らず、なぜ自分がそのテーマが気にかかっていたのかを急に理解する、というようなことも含めて。)

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電子書籍もよく利用しているけど、本屋さんが好きなので、紙の本も買いたいのだ。

あと、この間気づいたけど、電子だと人に貸せないんだな。「とりあえず1巻貸すから面白かったらまた続き貸すわ!」ていうのがやりたいなぁ。(そういえば中高生のころ、友達に貸す漫画やCDを入れるのに、おしゃれなショップの袋を取り置いてたな。服屋さんとか、アクセサリー屋さんのやつ。)

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仕事のことあれこれ


ときどき仕事中に猫背になり、眠く、笑う余裕もなく、雑巾みたいになっている。それは落ち込んでいるんじゃなくて、ただ疲れているのだ。

その疲れは間違いなく仕事からくるもの。仕事を中心とした生活からくるものだ。

嫌なのは仕事じゃなくて、仕事をやり過ぎることだ。


仕事それ自体は、時期や、自分のやりようによって、年がら年中残業を強いるものではないから、程よく切り上げて帰る習慣の中でうまく生活とのバランスが取れることを知っている。

たまに職場で発生するショートコントみたいなやり取りは楽しいし(こういうのは登場人物を見知っている間柄で共有されると信じられないくらい面白い)、長いこと悩んで恥をかいてしんどい思いをしてきて、ある時気がつくと、できなかったことができるようになっている、その嬉しさは何にも代えられない。

だから、仕事それ自体に恨みはない。(ソリの合わない人はどうしてもいるけど、またそれは別の話)


料理と似ているなぁ、それ自体苦ではないがために、今ひとつ労働から逃げようとできないところが。

ただ料理は何か神聖なもの、尊いものとして日々向き合っているのに対して、仕事は単純な労働、心の鍛錬(スピリチュアルな意味ではなく筋トレに近い)の場なので、似て非なるものである。

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(どこか、全然違う職場で、もっとゆるく、無理なく働けて、充分なお給料が出る、そういうところがあるかもしれない。自分の会社のやり方、与えてくれるものが当たり前だとは思わない方がいい。長く勤めるほど、抵抗や疑問が減っていく。楽になる反面、ちょっと危険なことだなぁと思う)


仕事と体調のこと


ブログを書かないでいる間に、夏が過ぎようとしている。

最近はなんだか仕事が忙しい。残業もよくしている。

一日の時間の使い方を精査すれば、業務時間内に収まるんじゃないか程度の残業だけど、それだと仕事がつまらなくなるようで、気が進まない。

性格上、必要以上に細かく取り組んでしまう部分とか、煮詰まったときに用がある風を装って席を立って別のフロアをふらっと歩いてくるのとか、それらをやらずに言われたら、ちょっとしんどい。

なんでも機嫌よくやっている間は、非効率なものが共にあるんだと思う。

この間の会議の冒頭でうつらうつら船を漕いだのを、そのあと目が覚めて、それなりに意義のある発言をしたので、帳消しにしてもらいたい。(ていうのは「それはまた違う話です」て言われてしまうかな)

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このところ夏の疲れが出てきたのか、よくわからない体調不良が続いている。

先日は夜中に急に高熱が出て、一日中下がらずにウンウン言いながら過ごして、晩に何か口に入るもの、と思ってアイスを食べたら、それを皮切りにスーッと熱が下がって、急速に筋肉、関節の痛みから解放された。(たまたまタイミングが被っただけなんだろうけど、身体って不思議、と思った)

翌日一応病院には行ったけど、もう平熱だし、まぁとりあえず用心して過ごしてください、何かあったらまた来てね、となって、なんだかスッキリしなかった。でもとりあえず診てもらったので気は済んだかな。

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疲れって、溜まるのでこわい。たぶん二週間くらい、空気のおいしいところで、できれば身の回りの世話をされながら、好きなことをして過ごしたらめちゃくちゃ元気になれると思う。

その元気をまた仕事にあてるというのも複雑なんだけどな。(わがまま)


暑さ到来・説明について


毎日暑い。朝、会社にたどり着いて、エアコンの効いた部屋で一息ついていると汗が胸や背中を伝う。会う人会う人、みんな「暑いですね」で世間話が埋まる。

でも、あまり人に言えないのは、「エアコンが嬉しいのは朝だけで、終日、はっきりいって寒い」ということ。

エアコンの温度を一度上げるとだいぶ違うんだけど、そうしたら私が快適になると同時に「暑い」と感じる人の方が多そうなので、なかなかできない。

みんな暑い寒いがそれぞれだから、難しい。

夕方に仕事を終わって外へ出たときは、あったかくて嬉しいのだ。むわっとする熱気は残っているけど私にはちょうどいい。昼間みたいな強い日差しもない。

(毎日社内が寒いんだ、ということを、こうやって書けてすっきりした。大したことじゃないけど、思うことを口にできなくて、モヤモヤしていたところだった)

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話が変わるんだけど、職場に、とても説明の分かりやすい人がいる。

べつに口がよく回るわけではない。むしろ人並みに時々つっかえたり考えたりしながら話すのに、理解しやすい。なんでかなぁ、としばしば思っていた。

この間その人と話す機会があって、あぁそうか、と分かったのは、一つには、話すスピードがゆっくりなこと。シャドーイングのように、理解しながらついていける、ちょうどいい速さ。

また二つ目には、余計なことを言わないこと。必要最低限の言葉を使って、多少つっかえながらでも、文章として祖語のない説明をする。話した言葉をそのまま書き取ってもそのままマニュアルにできるんじゃないかというくらい。(一般的には、話し言葉は、あー、えー、じゃなくて、あ、こっち先に説明したほうがいいか、とか余計なものを含んでいて、そのまま文章に起こしたらガタガタなことのほうが多いと思う)

それが分かったところで、上手に説明できるようになるわけじゃないけど、心がけるべきことが明らかになると、なんだかいい感じである。

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