この春、服を一着買い足した。
「あっ!これ良い」と、見つけてすぐ手にとった。試着して、店員さんにちやほや褒めてもらって、気持ちよく買った。
直感的に気に入って、着てみたら思い描いた通りの形だったのに、すぐには購入を決めかねた。
一目惚れだったけど、あまりにもイメージ通りだったので、自分のものにするにあたって「いやまて、何か難点を見落としてはいないか」と思わず警戒したんだと思う。
こういうときは、店員さんにあれこれ気持ちを盛り上げてもらうのが助けになります。
ちなみに、その服ははじめて着て出かけた日に食べ物で汚し、ただちにクリーニング行きになった。
買いたてホヤホヤでそんなことになって、「やっぱり相性が悪かったんじゃないか…」「一緒になる縁じゃなかったんじゃないか…」と落ち込んだ。(結婚か何かか)
気に入ったものを身にまといたいけど、そこそこぞんざいに扱えるもののほうが気を遣わなくていい。
大事でデリケートな服は、たまーに気合いを入れて着よう。