暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

街はツリーだらけ・お気に入り商品とのお別れ

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23日は街へ出掛けた。
用事を済ませて家に帰るまで、ものの4時間の間に、クリスマスツリーを21個も見た。
デパートの前に飾ってある大きいのや、ケーキ屋さんの中にある小さいかわいいやつ、クリーニング屋さんの中にある、謎に本格的なやつまで。

街を歩くとクリスマス一色だけど、お店の中では、わりと新年を意識した商品・その販促とクリスマスとがかち合っている。(とくにスーパーはそう)



無印良品の、とても気に入っていたゲルインキボールペンが、もう生産していないらしいことが分かった。

商品群の中で、売り上げが乏しい商品を引っ込めるのは当たり前で、一部のお客さんが愛用していたとしても、その希望に答えられないということは出てくる。

私自身、商品を扱う仕事をしていることもあって、その事情はわかる。それでも、あぁ残念だなあ、と思う。

「これじゃないとダメなのよ」と思う道具に出会えるのは嬉しい。買われる側としても冥利に尽きる。
けれどそれが少数の声なら、いずれ淘汰されてしまう。
生産の効率、売り上げ、その兼ね合いによって、無情にも消されていく。
会社としては健全なことだけども、相思相愛の商品とお客さんが引き裂かれるのは切ない。



継続して生産してもらうには、
○お客さんがもっと意識的に、頻繁に買い求める
→愛用してるとはいえ、一度買ったらあとは何年も買わない、という人だらけだと、在庫を蓄えておけず消されることになる。

○コストを下げる or 売価を上げる
→月々や年間を通して、少しずつしか売れなくても、コストによっては在庫を保てる。また在庫するコストに見合う売り上げがあれば継続していける。



必要なときにだけ、しかも少しだけ、期待通りのクオリティのものを。

お客さんのそういう思いも「甘い」として、メスを入れないとダメなのかな。
やっぱり切ない。