暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

歯のはなし 3

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会社からの帰り道、ドーナツの出張販売をしているのを見た。まとまった個数で安売りしている。
すれ違った女子高生が
「でもさ、ドーナツのプライド的には『それでいいんですか?』って感じだよねえ~」
と言ってるのを聞いた。
「ドーナツのプライド」って言葉が面白くて、ニヤニヤ。



歯列矯正のいいところ。
あくまで個人的な体験だけど、備忘録もかねてまとめます。
1.(これが何より!)歯のメンテナンスを進んで行うようになる。
矯正を始めるにあたって、私はまず虫歯を治し、クリーニングをした。器具を付ける部分にもよるけど、矯正中は虫歯の治療がしにくい。「もし虫歯ができたら、場合によっては矯正を中断して、器具を外します云々」と説明を受けて、「わ、めっちゃめんどくさい。絶対虫歯ならんとこ」と思った。歯みがきに気を遣い、歯垢がつかないよう、虫歯に繋がらないよう気をつけるのが面倒ではなくなった。
歯は自分からは見えない。「白くしてもらいたいなあ」「何年も行ってないから一回歯医者行かないとな」と思っていてもつい後回しにしてしまいがち。だから、矯正はとてもいい機会だった。
私もこまめな性格ではないけど、一度きれいにしてもらうと不思議なもので、その状態を保ちたい、と思うようになった。
2.気にせず笑えるようになる。
人の八重歯は可愛い。人の外見の個性や、不均衡な部分は、その人にしかない魅力の一部となって、好ましく映る。でも、私は自分の八重歯はそこまで好きになれなかった。左右対称じゃなかったし、上も下も結構ガタガタなために口を閉じても左右の口元の見え方にかなり違いがあったから。
職場にとても笑顔がきれいな子がいて、憧れもあった。
3.大人になってからやると、比較的真剣に取り組める。
子供時代に一度矯正をしている。中学に入る頃には終わったんだけど、それから何年も経って、ハタチ前後でいつの間にか戻ってしまった。
子供のころは、歯列矯正は憂うつだった。定期的に歯医者さん(あまり好きではない場所)に行かねばならないし、行ったら器具(ワイヤー)を動かすので、それから何日かは痛みがあるし。いまほど歯みがきにも力が入らなかったから、いつか歯医者さんでワイヤーの影からニラだかネギだかが出てきたときは恥ずかしかったなー。
大人になってからだと、自分の意思で始める。やる意味をはっきりわかって、全ての面倒をそこまでストレスなくのめる。経過の中で、歯の動く変化がごほうびになる。
矯正は大きな決断だと思う。その決断をしたことが弾みになって、何か決めたり始めたりするのに、いい意味で大胆になれる、ってこともあるように思う。



3番はまあ、矯正のメリットではなく「大人になってからやるメリット」になるかな。


次は、ランダムに思い出したことを書いていきます。