暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

久しぶりに描いて書いて

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きょうは母の日。
母の誕生日が近いから、いつもそこで全力を尽くしてしまって、
なんとなく何もしない年も多かった。
ここ数年は絵を描いて送っている。



このGW中は、ほぼ毎日出かけた。
なかでも印象に残っているのが、佐倉市の歴史民俗博物館。
数年前に一度行った。そのときはその規模を知らずに午後になって出掛け、
閉館時間ぎりぎりになってしまい、最後のほうは小走りだった。

今回はもう少し味わいたいと午前中から出かけた。
そうしたら、時間には余裕をもって回れたものの、体力が追いつかなくて、
またしても消化不良感が残った。

ここ、行った人はわかると思うけど、ほんとに広い。
石器時代から始まって、近現代にいたるまでの日本の歴史が、
6つのセクションに分かれて展示してある。
だいたい、最初の縄文・弥生時代は丁寧に見ていく。
古墳時代で「これでまだ序盤か!」と軽く驚く。
律令国家あたりでちょっとダレる。
平安~室町時代くらいで、こっそり流し気味にみる。
黒船がやってきたあたりで、現代に近い人間性を感じて面白く思い、しばし集中する。
・・・・
そんな感じで、けっこうムラのある見学のしかたをしてしまいます。
体力さえあればつぶさに見て楽しめるはず。
毎週末通おうかなあ、なんて思ってしまった。
「きょうは戦後史に集中!」というふうに、1か月かけて味わいきる。いいなあ。

今回は母と行ったのだけど、
世代が違う人と見るのに、近現代のセクションは面白いと思った。
昔テレビでおなじみだったらしいCMを紹介してあるところで、
母を含め、モニターの前で立ち止まっている人たちがちらほら。
自分がいま飽きるくらい、覚えてしまうくらい見ているCMを何十年後かに博物館で見かけたら、
「あっ。」と足が止まって、しばし釘付けになってしまうだろう。
そりゃ懐かしいだろうなあ、と想像できた。

私などは、昔の美人の定義や化粧の常識が違ってたということに目がいくくらい。
そこへ、母が「昔はミニスカが流行ればみーんなミニスカで履いてたのよ」とか教えてくれると、
展示してある資料がよりいきいきしてものを伝えてくる。




若者っていうのは、自立した生活・現状維持だけすれば偉いというのでもなくて、
動く・選ぶということをしなければいけない。
苦手だとか言っていられなくて、毎日考えることは絶えない。