暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

年始め恒例のこと

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絵はのんびりした感じですが、
薄暗い(しかも長い)日記です。
ひとえに自分のためのエントリーです。







どうしたらいいかわからない、
そんな気持ちで悩むことがこれまで何度かありました。

意思決定できない。自分の気持ちがわからない。

心づもりがあって、そのために進みたい道が決まっていて、そのためにする努力がわかっている。
…という状態に、どうしてなれないのか。






この年始めに、ある知能の高い生き物についての本を読みました。
専門的な話も多くて、理解はしきれなかったけど、印象に残ったことがひとつ。
「遊び」をもつ動物がいる。
「遊び」は、ときに危険を伴い、食べ物を探す時間を割いてまで行われるが、その動物の脳の発達、ひいては生き抜く知恵と柔軟性の手助けとなる。(明確なメカニズムは解明されていないが、という話でした)

問題解決に必要な方法を直接得ようとしても、それはかえって遠回り、と私には受け取れました。





実家から東京に戻ってきました。
朝に実家を出て、昼間は母と過ごして、夕方新幹線に乗って、夜に東京に着くまで、私の頭はずっと自発的によく動いていました。周りをよく観察し、考えてしゃべり、人の話に耳を傾け、言いすぎて口をつぐみ…。
東京に帰ってきて、電車を乗りついで、最寄駅に着いて、何か夕飯になるものを買おうとコンビニに入って、
あ、こりゃいかん
と思いました。
店内を流れる音楽、店員の口から発せられる定型文、他人の話声。
そういうものにあっという間に取り囲まれ、すぐに私の頭が考えることをやめたのを感じました。
それを感じたとき。「あ、こりゃいかん」と思ったとき、また私の頭は考えることを始めたけど、それがいつまでもつのか。そもそも今すでに止まりかけているんじゃないのか。
日常の「いつものあれこれ」に取り囲まれたとき、思考って止まるんだな
仕事が始まったら拍車がかかるんだろうな
悲しくやるせなくなって、
「あ、でもいつも実家から帰ってきたときって同じことを感じている気がするわ」
と それはそれでさらにやるせなくなり。

時々発作のように不安にかられているだけでは、何も考えずのんびり日々過ごしていることと同義なんだと思う。

困るんじゃなく、考えたい。