暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

ニュアンス図鑑③

 

仕事、作業のいろいろ。

ニュアンス図鑑3本目。

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このふたつは、
「しくしく」「ざめざめ」のような
並列の関係ではない気がします。


いらいら しているから
怒ったり早口になったりする
その「怒ったり早口になったり」を
かりかり と言うんではないかと。

とはいえ
かりかり からも いらいら を感じますし、
はっきりと切り離して「いらいらの次がかりかり」とは言えないと思いますが。

また、怒りっぽくなっている人を見て
「いらいらしてんなぁ」とも言いますね。

たぶんですが
いらいら のほうが、その重い、人をたじろがせる怒りをはらんだ内面を。
かりかり は、それを隠す・解消するために現れる言動を指している。
(机をこつこつ叩くとか早口になるとか)
だから、かりかり のほうがまだ怖くない。

あと、関係ないけど、
かりかり といったら猫のごはんですね。
カリカリ とカタカナで書くことのほうが多いかな。

 

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なあなあ は「ルールが守られていない」。
それによってたちどころに問題が生じるわけではないゆえに。

ぐだぐだ はよりざっくりと
「あるべき姿ではない」感じ。
対象とするものがより広く、カジュアル寄りです。


なあなあ …会社での仕事の進め方に関するルール。
      公園や観光地など、公的な場所のルール。
ぐだぐだ …学祭の出し物の出来。
      サークルや、会社のチームなど、
      共同作業で遂行されるミッションの状態。


たとえば
中学校の合唱コンクールの練習。
ソプラノ、アルト、テノールが音程、音量がばらばらで
全然ハーモニーになっていない
これは ぐだぐだ。
なあなあ ではないです。



あと、なんとなくですが
なあなあ のほうが人の慢心・悪意を感じます。
わかっていて見逃している という感じ。

ぐだぐだ のほうが、
これからやりようによって
良くなる可能性をはらんでいる気がします。
ただ今は皆の足並みは揃っていないだけで。
熱の入り方が各々違うというだけで。

だからかな、
仕事におけるぐだぐだは
いらいら、かりかり していなければ
ちょっと面白いと思う余裕があります。