カレーが前より好きになりました。
ふつう、料理は人に作ってもらうほうが美味しく感じると言うけど、いま、自分が作ったカレーがおいしい。
子供の頃、カレーに特別な執着はありませんでした。
好きだったなぁ、と思い出すのは、ハンバーグと付け合わせにケチャップスパゲティやポテトサラダ、コーンスープがある献立。
洋食寄りで、おかずがいろいろある方が嬉しかった。
学生時代、まかない付きの寮に住んでいたとき、たまに夕飯がカレーの日がありました。
その日の献立は、カレー、サラダ、果物。
皆こぞってお代わりするので、いつもより多めにご飯が炊かれていました。
私はそのときもテンションが上がることはなく、「いつも通り、ご飯とメインディッシュと、いろいろおかずがある方が嬉しいなぁ」と思っていました。
どうしていま、カレーがおいしいのか?
しかも自分がこしらえたカレーが?
さかのぼって考えて、なんとなく分かりました。
たぶん「楽だから」です。
おかずをいろいろ作るよりも。
この感覚、何かと一緒だな。なんだっけ…と考えて、あ、と辿り着きました。
カレーは、ワンピースに似てます。
それ一つで大部分が埋まって、あとは小さな要素だけ。
サラダも、靴やカバンも、メインに比べれば組み合わせを選ばないから迷うことが少なくて済むのです。
その楽さが、自分のカレーの味を押し上げてるんじゃないかと思います。(市販のルーだし、実際味はたぶん普通です)
本当にカレー自体がおいしくなればいいですが。
お弁当に入れにくいのであまり作ってこなかったのですが、ちょくちょく作りたいな。