暮らしの変わりよう
晩ごはん、朝ごはん、お弁当を作る
ということは一人暮らしのときからずっと続けていることだけど、二人暮らしになって変わったことがあります。
「ご飯を作らない」という選択肢がなくなったことにより、
ひとつには楽になりました。
一人のときは、サボってもいい、誰にも迷惑はかからない。
常にその状況が約束されており、でも、だめなの、それじゃ…えいやっ。
と抜け出して、台所に立つ。いつも精神力が必要でした。
それが、なくなったのです。
作るのが当たり前。毎晩お風呂に入る、それと同じような行為になりました。
だから、作る前のエネルギーが不要になりました。楽ちん。
もうひとつには、単純に、忙しくなりました。
何ヶ月か前までの「今夜は何しようかな」はなくなりました。
平日夜の時間は、体感的には8割方が台所仕事で埋まります。
ついこないだまで、いつも自分を取り巻いていた、ほやんほやんとした空白の時間はなくなりました。
大きく、まるく、輪郭も見えないくらい、空気のようにそこにあった時間は、今は細長く、家事の合間合間に突き刺さるように収まっている、密度の高い、はっきりそれと分かる形状になりました。(板チョコを横からみたときみたいな感じ?)
あれとこれ、今週中にはやらなきゃ、今夜できるかな、手はつけたいな。
あ、やっぱりできなかった。
そういうシチュエーションが増えました。
甘えもあると思います。
隙間の時間だって使いようによっていくらにでも活用できる。
ただ、そういうことを考えるのは、要するに「忙しい」という状況であり、おお、私のは生活は変わったんだなぁ。としみじみ思います。
忙しくも中身の詰まった日々が楽しい。
誰かと暮らすって良いものです。
だけど、あまりに急ぐとコケるので、気をつけたいところです。
指のケガや逆むけが増えて、ここのところ生傷が絶えない手。
・・・・・・
最近、仕事中にとても眠い。
たぶんそれは席の近い人にはバレていて、考えるたびに、まずいよなぁと思う。
一人暮らしを始めた当初、自分一人の世話で消耗していたけど、年々慣れ、時間を作れるようになった。
いま、二人暮らしの初めの壁に出会っているのだと思います。やることなすこと効率が悪いし、息抜きもヘタ。
一年経ったらどんな風になってるかな。