いま旅行で地方の都市へ来ています。駅近くのカフェはきれいで空いていて、店員さんが優しい。
私は東京住まい。都会の休日のカフェの混みようは圧巻です。
「ちょっと腰を下ろしてお茶する」がままならない。
例えば「明日は新宿へ服を買いに行こう」と思ったら、午前中に起きて→ブランチ的な腹ごしらえをして→昼前後に街へ出て来て→歩き回っていい具合に疲れてきたところでカフェに入ろうとしたらどこもギュウギュウ。
対する居酒屋の多さにイライラし、「いま居酒屋要らないよ…夕方5時くらいまでケーキと飲み物出すカフェ業態展開したらいいんじゃない⁈絶対需要あると思うんだけど」とめちゃくちゃ自分本意な提案をしながらウロウロする羽目になることが多い。
チェーン店にこだわらず視野を広げれば、いくらか幅は広がる。
コーヒー一杯の値段が倍はしそうな、おしゃれなカフェ。
雰囲気あるお店は好きだけど、それはそれでそこに行くつもりで行くものであって、思いつきで入るには庶民にはちょっとなあ。
銀座とかだと、そういうお店ですら混んでいることもしばしば。
帰る前に、買い物の合間に、ちょっと休憩したいだけなんだけどな。
ささやかな希望だと思ってたけど、いまや休みの日の都会でティータイムにお茶するのはかなり贅沢なものです。
早起きは得意なので、朝8時でも9時でも街へ出て行けるんだけど、服屋さんは10時や11時開店だったりする。
思う存分見て回って納得して買い物するにはちょっと足りない…
だんだん自分がわがままなのか?という気がしてくる。
疲れたなら、ちゃっちゃと家に帰ってコーヒーでもお茶でも淹れればいいのです。
でもそれを外でやりたいのは、単に違った気分を味わいたいからで、それがとても重要なこと。
ただの「お茶する」行為がただの水分補給から、遊びになる。堂々と日記に書けるイベントになる。
そしてそれが皆同じなんだろうな。
買い物帰りの人も、自習の人も。