暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

サンシャイン天下

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今朝、八百屋さんの前で足首あたりに水が飛んで来た。
店の前でアスファルトに水をまいてあたマダムは、あわててホースを止めて「すいません!」私が近づくのが見えなかったらしい。
べつに泥水でもないし、通行人がまばらでむしろ水撒きの邪魔をしてしまった感じを受けて、思わず「すいませ~ん」と頭を下げて通り過ぎた。

とても暑い朝だったので、しばらく濡れた足元が涼しかったけど、じきに乾いてしまった。



そう、今朝はぐっと気温が高い感じがした。
目を覚ましてすぐ、窓から差し込む日差しの明るさに「丸一時間寝坊した?!」と焦って、時計を確認、ひとまずホッとした。
でも、外へ出て再び時計を疑ったくらい光線が強かった。
いつもは、静かな住宅街を「世間では夏休みなんだなあ」と横目で見ながら歩くのに、今朝はあまりの「ザ・夏休み!」な気候に肌が騙されてしまったよう。
いつも通り仕事に行くのだということが気持ちに馴染まず、なんだかイライラ、不安定になりながら電車に乗って、やっとだんだん仕事の日の気分になっていった。



小学生のころ、夏休みになるといつも、涼しい和室で弟と二人寝ていた。

朝はわりと早くに目を覚ますのに、すぐには起きないで本を読んだりしてゴロゴロ。
朝は網戸を通る風で快適に過ごせるけど、日が高くなってくると手足が少し汗ばんでくる。布団に滑らせる足がサラッとしないのを、イヤな感じに思う。
それからやっと自発的にか、母に呼ばれてからか、起き出す。



どんどん年を重ねて、住む場所も考え方も社会も変わっているけど、春夏秋冬は必ず来る。
匂いとか、湿度とか、風のそよぎ方とか、肌で感じる季節のこまごました動きに、いつも思い出す子供の頃がある。
それがなんでかいつも嬉しい。