暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

心配し合う

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夕方から夜にかけて、雨に見舞われました。
雨が傘に強く当たる音と、びしゃびしゃ地面を叩く音。どれが何の音だかわからない大合唱で、何度も車が迫っている気がして振り返ってしまいました。
ぼりぼり硬いおせんべいを噛み砕くときに口内に響く音に似ているなあ、と思いながら、水を含んだ靴の中をむにゅっむにゅっと踏みつけて歩きました。

「雨、大丈夫?」
部屋に帰り着くと母からのメール。
私は拭いたり乾かしたりと忙しくて、大丈夫ですよ~と心の中で返事をし、返信しないまま夕食の支度をしていたら、とうとう電話がかかってきました。
私「あ、ごめんごめんメールありがとう。無事帰ってます」
母「それならいいんやけど、もしかして流されてないかな、と思って」
水害は人ごとではないと思っているし、帰り着いてからも「避難指示でるかな?」と気にかかるほどの降りっぷりだった。連絡をしなかったことを素直に申し訳なく思いました。

私も母から返事が来ないときは極端な想像をします。
玄関から悪い人が上がり込んできて…
金品を要求されて、身動きできなくなって…
それで携帯を触れないんじゃないか。

すぐ連絡が取れる時代なだけ、家族間の沈黙が長引くと不安を煽られます。
自分の周りが平穏であれば余計に、
「あっちはどんな状態か」と過剰な心配をします。



弟ならメールはなかなか返ってこないから、一日くらい気になりません。
返ってきても一問一答。
こっちのことは興味ないんかーい。
忙しいのは知っているので、それだけ自分のことに夢中になれてるんだな、と捉えています。
たまにこちらからメールしてみればいいか。