暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

会社のにおい

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会社に着くと、階段を登ってオフィスのある階まで行く。
建物の中では、人が一日の活動を始める前の空気がじっとしている。昨日の晩から、床やあらゆるものにそっと身を横たえて眠っている。一歩進むごとに、その空気を巻き上げて、ホコリっぽい匂いが動く。
その匂いを嗅いで、学校の匂いってこんなだったー、と思う。

ノスタルジックな気持ちのままオフィスにたどり着き、席に着く。

仕事や人間関係で問題を抱えると、会社がよそよそしい場所に感じる。
行きづらい、とまではいかなくても、気持ちが構えて、こわばってしまう。
けれど匂いや空気は、いつもきな臭くて懐かしい。
なんとなく自分を受け入れられている気がして、ちょっとした救いになっている。



ここのところ、立て続けに土曜日に人と会ってランチを食べる予定が入っている。

誰にも会わなければ、家事をやってあっという間に一日が終わる。
一週間分の掃除、向こう一週間の料理をやって、必要な時間の過ごし方だった、と確かに思う。
けれど予定をひとたび入れてしまえば、あれもこれも実現して、色鮮やかな一日になる。
休みの日はいろんなことができるんだなあ。



積水ハウスのテレビCMが、いちいち切ない。どんなテンションのときに見ても、気持ちがシュンとする。