暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

キュウリの乱切り

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にんじんっていいな、と最近思う。
まず、料理の彩りに。お味噌汁から筑前煮まで。
もちろん栄養もある。カロテン。(カロテンは、免疫機能や視力を維持する役割があるらしい)
もう一つ嬉しいのは、調理のどの段階で切ってもいいこと。
じゃがいも、れんこんは水にさらさないといけない。お茄子も切ってから放置すると変な色になってくる。
それに対してにんじんは、先に切っても後に切っても大丈夫。
野菜はだいたいお肉の前に切るけど、一番に切って、最後まで置いておける。

いつでも買えて、めずらしくもないけど、さりげなくポイントを抑えている。

さらに、日持ちするのも大きい。
お味噌汁や炒め物に千切りして入れるのに、ちょっとずつ使ってはラップに包んで冷蔵庫に戻して、を繰り返せる。

いつだったか、母が送ってくれた荷物の中ににんじんが一本入っていて、
「にんじん、一本だけでごめんねえ」
と電話で言われ、私は驚いて
「にんじん一本あったらめっちゃもつやん!」
と有り難がったら、なんか不憫がられた。
煮物やカレーなど、ガバッと使うときは本単位で使ってるから心配しないでください、お母さん。



にんじんの切り方で、いちばん好きなのは乱切り。ひょいひょい向きを変えつつ、ランダムに切っていく。

高校生の時、調理実習でサラダを作った。
私はキュウリを、家で出されるサラダに入ったキュウリのイメージで乱切りした。
それを見たクラスメイトの顔から笑みが一瞬消えて、焦ったような引いたような顔で「もうちょっと、細かく切ろうか」と、言われた。
サラダに入れる野菜をどう切るか、家庭ごとに違うというだけのことだけど、なんだか「おおざっぱすぎる」と言われたようでモヤモヤしたのを覚えている。