今日は、仕事でひとつ階段を上った気がした。
急かされたとき。話が通じないとき。
イライラすることは多い。今日は、それを態度に表さないで、んっとこらえて穏やかに感じ良くしてみた。
そうすると、あら不思議。一瞬ささくれだった心はハンドクリームを塗ったように大人しくなって、とげとげしかった相手もつられるように落ち着きを取り戻した。
こういうとき、心の底から嬉しい。はしゃぎたくなるような喜びではなく、誰にも見せなくていい、自分が分かってるからそれでいい幸せ。
仕事は、やさぐれたり、いきり立ったり、恥をかいたり、後悔したり。いつも不毛な一人相撲、少なくともすぐには芽が出ない一人相撲。
ときどきなんの因果か、偶然のようにぽっと前へ進めるときがあって、それは嬉しい驚き。つい二度見してしまう、素敵な現象だ。
それを目標に歩んできたわけではないのに、なんとなく自分の努力の結果だという気がしてしまうのは、真理なのか。それともただおめでたいだけなのか。
まあ、どちらでもよし。
