暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

映画とドラマの味わい方

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たとえば、刑事物のドラマ。ファンタジー映画。
激しいアクション系やホラーを除き、機会さえあればわりと面白く観られるほう。
ただ、正直に言うと、理解しきれずに終わることが多いのです。
敵と味方。駆け引き。伏線。
よそ見をしてるわけじゃないのに、話が進むにつれて人物相関図が頭の中で乱れてくる。
ハリーポッターですら、ちょっと混乱することもある。

(途中まで本も読んでるのに…)
ハリーとロン、ハーマイオニーや、その他おなじみの級友・先生方はわかる。誰と誰が仲良しだとか、苦手だとか、その微妙な距離感まで。
ただその都度新登場する人物と、レギュラーメンバーたちとの関係性を飲み込んでるうちに、裏切ったり、あっと驚くどんでん返しがあったり、めまぐるしくて、終わる頃には「あれ?あの人はどうなったんだっけ?触れなくていいの?あ、私の知らない間に触れてた?」と内心もやもやすることがしばしば。
それでも面白いし感動もしっかりするのは、まず、とあるセリフに感じ入ったり、人物たちの掛け合い・表情のやりとりを的確に追って、感情的に、映画としての大意は捉えてるからだと思うのです。
「厳しい闘いだったけど、ハリーたちは力を合わせて勝利した(次回はわからない際どい感じを残しながら)」
ていうふうな。(ざっくりすぎる)

それがよく作り込んである作品かどうかは、なんとなく分かる(つもり)のですが。
あまりに無理のある設定、帳尻合わせにはさすがに気づくので。



刑事物の、損得勘定に基づく人々の関係性も難解で。
個人的に仲良しかどうかは関係なく、自分の目的を果たすために人々は手を組む。
AさんはBさんに弱みを握られてて、CさんはBさんに深い恨みを抱いていて、それでAさんCさんは手を組んで…
くらいなら分かるけど、話が単純にならないように、過去の話とか家族の事情とかがチョイチョイ挟まってきて、そうなるともう追えない。
というか追おうとしなくなる。
人間ドラマとして、感情的なやりとりを追ってるだけで見れてしまうから。
また、役者を見渡して「この子演技うまっ!」と感心したり。



娯楽だから、どんなふうに楽しんでても自由だと思います。
ただ、話を構成する要素のハード面(構成、相関図、伏線)を的確に理解しながら観てる人はどれくらいいるんだろう、そしたら何倍も面白いのかな、
私のように感情、セリフ、演技などのブツ切りのソフト面(麺ではない)に偏った見方をしてる人は少数派なのかな、と気になる。
(あと、作品をつくるサイドの人々にちょっと申し訳ない。めいっぱい味わえなくて。)



長年思ってきたことを書けてスッキリ。



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