私はとにかく否定、批判に敏感に反応してしまう。
仕事中苛々したり、ポロっと悪態をついたり、
自分自身だってやるくせに、
人の口から発せられるのは聞いていてつらい。
こんな傾向を、自分でちょっと変だと思う、
前からこんなに激しかったっけ?
と友達に話をしたら、こんな言葉が返ってきた。
「ずっと長く仕事をしてきて、だんだんあなた自身の仕事観、人間観が構築されてきたってことじゃない?」
なるほど。と思った。
他人の気分に影響を受けやすいのは前からだし、
穏やかな人間環境の中でのんびり育ったことも重要な背景だ。
けれど、ここまで外部に対する感覚が狭まったのは、
彼女の言うように、たぶん仕事のせいが大きい。
プライベートでは、
のびのびふるまっている。
考えがぶつかるようなことがあっても、
自分の考えを口にする機会を与えられている。
いっぽう、仕事では口をつぐんで成り行きを観察し、
人の考えに自分を沿わせる機会も多い。
そう書くと、仕事とはなんとストレスフルな、
と感じるけど、
そんな基本姿勢を通して、
あらゆることのタイミング、言動の良し悪し、
人のいい癖悪い癖、
それでは自分はどうありたいか?
を考える作業をちょっとずつ行ってきたのだと思う。
良い悪いの価値観がはっきりしてくるのは、
人としての成長と言えるかもしれない。
でも、許容範囲が狭くなることはストレスを生む。
一つの完成をみたと、まだ思いたくない。
いまは極端に走っているけど、
しばらくしたらまた少し戻るんじゃないかと思う。
何より自分が疲れるから。
行きつ戻りつして、
自分にも人にも穏やかになれるような、
ものの感じ方ができるようになればいいな。
きょうの絵はペンギンの子ども。
ネットで見つけた画像で、
詳しい種類はわからなかったのですが、
たぶんジェンツーペンギンという種類です。
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