その当時は、
もうちょっとわかるんじゃないかなぁと思いました。
(毎日お弁当を作るのがどの程度大変か、も考えたことがなかったのに、生意気にも)
もうちょっとわかるんじゃないかなぁと思ったのは、でも、逆に私は親から理解されていると感じて過ごしていたからだと思います。
言いたくないことはあったと思うけど、聞いてほしいことは聞いてくれました。
そして、近年「確かにそうだ、なかなか理解できない(通じ合えない)ものだな」と思い直したのは、理解したいと(何が喜びなのかを知りたいと)思うようになったからです。
*
そのあと「なんでこんな話になったんでしたっけな」と先生は言いました。
ちょくちょく授業と関係のない話が入って楽しかった。
授業の内容もわかりやすく、こまめに笑いを練りこんでくる先生だった。
私の卒業後に別の高校へ行ってしまったけど、元気にしてるかな。
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