ある日のこと。
取引先の会社へ電話をかけました。
「○○さんいますか?」
初めはすぐ電話を取り次いでもらえそうな雰囲気でしたが、○○さんは、ふとした隙に席を外してしまった様子でした。
うちの職場では、
電話の相手が話したい人間が不在のときに、
あまりこういう言い方はしない。
(具体的な理由がわからないときは
「席を外しています」がふつう)
なので「新しい…!」と思った。
それでこんな光景が頭の中に。
電話応対、入社当初は大の苦手でした。
いま思うと、問題は“慣れ”だった。
入社して間もないときは、
必要以上に、周囲の人が電話で話している声が耳に入ってくる。
あらゆる言い回しに慣れず、すべてが新鮮だから。
そのせいで、自分の声も周囲は聞かれるのだと無意識に思う。
それで自意識過剰になっていた。
また一方で、電話で話す自分の声もやたら耳につく。
自分の話す声を聞きなれていないから。
電話がとてもいやで悩んだことを覚えています。
なーんも、特別な能力ではないけど、
できるようになるもんだなぁとしみじみ思う。
気が付けば、こんなふうに面白いことを見つけて拾えるほどまでに。
あと一個、最近拾ったのがあるので
次回お伝えします。