雨の日
こないだの土日は、ぱっとしない天気でした。
日曜日は午前中から降り始めて、そこまで本降りではない、だけど傘をささないと歩けない、細い雨がシトシト降っていました。
昨年長靴を買ってからは、雨の中歩くのをそこまで難儀に思わなくなりました。
用があって外へ出たのですがその日は気温もちょうどよくて、濡れてしっとりとした住宅街の中、良い散歩になりました。
ところどころで桜が咲いていました。
人家の塀のすぐそば、公園などで、政党のポスターや道路標識と景色をともにしていたけど、それはそれで趣があってよかった。
個人的に、桜はそれ単体で見るよりも、通学路でとか、民家のそばで、とか、人の生活に沿うようにして咲いているのを眺めるのが好きです。
わぁきれいに咲いてる、と思うのとは別に、強い懐かしさを呼んでくるのが桜で、それがこの植物の特別なところだなぁと思います。
(こういうのを日本人の心象風景というのかな)
この記事のタイトルを考えるなかで春の雨、と書いたりしてみて思い出したけど、そういえば「はるさめ」は春雨と書く。
中華料理に使う、水で戻せる気軽な食材のイメージしかなかったけど、意外と雰囲気のある名前だったんだな。