住まいの話
うちのマンションはそんなに高さはないけど、それなりにまとまった数の世帯が暮らしています。
外から眺めると、一部屋一部屋は整然と区切られた細胞のようで、「あの一個一個の中それぞれに人が入って暮らしてるのか…」と思うと、ちょっと息苦しさを感じます。
自分もあの箱の中で、寝て起きて、休みの日はごろごろして過ごしてるわけだけど、なんというか、休みの日の昼間、ちょっと近所のコンビニまで買い物に行ったりしたときに外から見上げると、改めて、マンションは技術としてすごいな、でもちょっと狂気じみた住まいだよなと思うのです。
でも日が落ちて、仕事から帰ってきたときは、あちこち灯りのともったこの集合住宅が温かく感じられて、ホッとした気持ちになります。
都会のよそよそしさ、「極力関わり合いません」という雰囲気はこの住宅にも漂ってるけど、上下左右で肩を寄せ合って暮らす中、所々で感じる他人の気配は、わりと良いもんだなと思います。
住めば都、郷に入っては郷に従え、というのは、逆の意味のことわざだなぁと最近思いました。
これまで馴染みがないこと、習慣も、その場で過ごしてみると自然と受け入れていけるということもあるし、逆に抵抗があっても、ちょっと無理をして自分を沿わせていかないといけないこともある、ということで、なんとなく逆方向だなぁと。
(ちゃんと調べると、真の意味は少し違う、とか色々出てきそうだから、あえて調べてないことにする)
どっちのことも、真理だけど、薬になるのは後者のほうだなぁ。
誰かにこうしたらどう、とアドバイスされるよりも、自分でふと思い出す、昔からある言葉が優しく諭してくれることがあります。
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