暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

仕事の喜び、人それぞれ

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ベッドにひっくり返って、のんびり読むお話にしては硬ぁいエントリーです。
お疲れのかたはまた後日、お時間とパワーと忍耐力のあるときにどうぞ。(重い)



私の仕事の喜びは、「居心地がよくなったな」と感じることです。

何かを動かすとか、社会貢献するとか。
「仕事を通して自分が何の一端を担うのか」、それが仕事のやりがいや喜びにとって重要だと思っていた。
だけど、いざ仕事をやってみたら、私にとってはそれは当てはまらなかった。

《仕事に感じた正直なとこ》
毎日向かい合うのは細かい事務仕事の山であり、同僚であり、それによって左右される自分の感情。
課せられる仕事をある程度理解したうえでこなすようになるまでは常に焦っているハイな状態で、優しく話しかけてくれる先輩に救われながら、上司の素っ気なさにビクついて、満足も納得もできないまま疲れて家に帰って、「このままなんて嫌だ」と寝て起きる。自分のやった仕事の次工程なんて興味をもつ余裕もない。

「このままなんて嫌だ、と尖っているうちに転職しないと」、と焦った時期もあった。
男性上司と二人で外出したときのギクシャクとした空気に疲弊して「自分から切り出す話題やタイミングがいまいちだから…」と悩んだりもした。
(“おじさん上司と若い女子社員なら、雰囲気を作るのは前者の役目だ。アンタがそんなに一人でウンウン悩むな”というアドバイスを誰かからもらい「そらそうだ!」と開眼した)

よく3年で転職ラッシュと聞くけれど、私は3年目なんてまだあっぷあっぷ溺れていて、別の仕事を考える段階じゃ全然なかった。

最近になってやっと、自分の仕事の繋がっていく先のほうまで見通せて面白いと思うことが増えてきた。これは経験による自然な変化だし、同僚に穏やかで優しい人が多いことも大きな理由の一つだと思う。

《就活していたとき》
就職活動をしているときから、受ける会社を選ぶ基準は「親しみ」だった。
就活サイトで自分の好きなもの(「ご飯」とか「編み物」)で検索をかけて引っかかった企業を調べたり、特定の業界を自分の趣味と無理やり結びつけて受けたり。
(「広告」=「文章を書く、絵を描く」だと思ってワクワクしていた時期があった。面接までこぎつけた広告関連の会社で、「やりがいは何ですか」と質問したら「無事納品を終えたときですね」と返され、味気ない気持ちになった。コピーライターやイラストレーターが別に居ることを分かってたとは思うけど、もう少し関わりがあるのかと期待していたのだと思う)

《結局私にとって嬉しいのは》
●仕事それ自体でも、自分のことでも、とにかく気付き・学びがあること。
●それを通して自分の居場所に落ち着きと愛着を育てていくこと。

気が小さく、ちょっとしたことでイライラしたり不安になる性格なので、自分の忍耐ともがきでその環境に「慣れる」「落ち着く」ことに大きな満足を感じる。
自分の苦手や気の利かなさを思い知って劣等感でいっぱいになっても、「自分はどんな人なのか」が客観的に見えてくれば、じわじわ妙に楽しい。



最近会社で、いまにも辞めてしまいそうな新入社員の話を聞いた。
奮闘している新入社員や、いま就活中の人に参考になる話を書こうと思ったのですが・・・、何かを断言するのはなかなか勇気がいります。