きょうは隣の席の同僚(女性)から、なんともいえない良い香りがした。
たぶん香水か制汗剤。
優しくて、甘くて、ときめきを誘う匂いだった。
何系、と言うなら石けん系?(そんな匂いのジャンルあるのか)
そこに淡くフローラルな香りが合わさって、うっとりさせる香りができていた。
午後に気がついたときには消えていたけど。鼻が慣れちゃったかな。
どんな香りも強すぎると「うっ」と身を引きたくなる。
私は香水を持っていて、休みの日に出かける時なんかにはつけるけど、会社にはつけていかない。
程よく香りをまとう自信がないからだ。
こういう、さりげなく漂わせてくる人に気づくと、すごいなあと思う。
*
香水にまつわる思い出。
学生のころ、友人Aが香水の付け方について
「私、香水を目の前の空間にシュッシュッって噴射して、その中に自分が入る」
と言っていた。
それを、友人B(Aとは面識がない)にこんな子がいるんだよ、と教えたところ、笑って喜んで、
「そういう人好き!」と言った。
香水を持ちたい、つけたい女の子らしさはあっていいんだけど、そこから繰り出されるおおざっぱさに何より親しみを感じる。
新しく人と知り合う時、自分のズボラさを開示して、笑わせて、相手にとっての自分の敷居を下げる。
学生時代、こんなふうに自覚こそしてなかったけど、それが同性との距離を縮める一つの方法だった。
会社に入ってからは、これが効かなくて、入社当時はふてくされたものだ。
笑わせることができても、「アレ?どっちかっていうと苦笑い?」ということが多くて。
会社では、当たり障りない話から入る、自分が喋るより相手のことを尋ねる、というほうが間違いないと気づいた。
(香水の話からずいぶん遠くまできた…)
思えば、学生時代は関西よりの地域出身の人とばかり仲良くなることが多かった。
「ズボラ」で仲良くなる文化は西のほうのものなのかもしれない。
かねてからこういう考えに行き着くと、「都会は上品すぎてつれない…」と疎外感を感じていた。
でも最近は、そこでうまくやっていきたかったら、そこにいる人間の気に入るものを差し出すことですよね。うん。
と思うことが増えてきた。
いろんなこと、ちょっとずつマルチになっていくのは、自分を楽にしてくれる。
(それはそれで、さみしくもあるけど…)
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※いつまで、と決めてはいませんが、できるだけたくさんの人の目に触れてほしいのでしばらく貼ってみます。