今日は一日調子が悪かった。誰かのたわいない一言に傷つき、「失礼な」と内心腹を立てて、しばらくしてからそれは相手の無神経よりも自分の立場や虫の居所に原因の大半があると思い直した。だからといって気が晴れることはなく、もやもや〜としたまま仕事をした。
胃袋もいつもと違った。空腹は感じるものの食欲が乏しく、お昼ご飯を前にしても、はやる気持ちが感じられない。いつも「お昼だお昼だ」とウキウキするのに、それがないのはとても珍しいことだった。
性格上、ちょっと抜けているところ、思い込んだら周りが見えなくなるところ、それは長らく周囲の笑いを誘うような性質のものであったのが、大人になったせいか、立場によるものか、致命的な間違いにつながりかねない危ういものと認識されることが増えた。
そういう自覚がしばしば度を越して、息苦しい。
どちらかというと、危うさも自分のバランスを構成するひとつだから、それを取り払おうとすると、根本から崩れてしまう感じがしている。些細な事柄に対する自分の感じ方まで信じられなくなってくる。
誰に何と言われても、自分のバランスに自信をもってやっていくしかないし、いけばいいのだと思う。取りこぼしたものはできる限りの誠意と責任を持って繕い、やりきったと思ったらまたスタスタ歩き出す。
落ち込むのは最大の防御だ。しゃんとして、落ち着きのある人にこそ批判や文句が言えるのだ。
アドベンチャーワールドのチーター。写真のスケッチ。(横になって寝ていて、ちょっと頭をもたげたところ)