子供のころから「不完全感」みたいなものがあった。
自分は未熟だという、落ち着かない、恥ずかしいような感覚。
たぶん小学生低学年くらいには感じていたと思う。
中・高学生のころは、その年齢らしい細かい劣等感と絡みついていた。
自分のふくらはぎの太さを気にしたり、体操服の裾の長さを周りと比べたり。(体操服の粋な長さってどんな)
ハタチになったとき、どんな気持ちになったかは、残念ながら覚えていない。大学を卒業するまでおおむね変わらなかったと思う。
「不完全感」が大きく減ったのは、社会人になったとき。経済的に自立することが重要だったらしい。
大学時代から実家を出ていたけど、学費も生活費も自分で稼いではいなかった。
まさか小学生のころから、守られる立場、養われる立場であることを自覚していた訳はない。
ただ、ずっとその正体が不明で、だけど一貫していたのは不思議だなあ。
劣等感とよく似ていて、今ではほとんど不可分だけど、自我が目覚める前の子どもが劣等感を持つんだろうか?
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会社の人にこんな話したらビックリされるかな。