暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

夢の11月

 

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テーブルの上の絵、左半分です。
2か月にいっぺんくらいペン立てを倒す。




仕事が忙しくなってきた。

毎年、この時期になると
目の前に迫る12月の存在感が大きくて
自分が立っているはずの11月の影が薄い。

いま現在のカレンダーに足がついていない、
何層か下にある感じがする。


実際に仕事をしていても、どこか浮ついている。
平常時よりもずっとたくさんの仕事を抱えて、
たえず手を口を動かしているけど、
なんだかシャンとしない。

前後左右、大小の仕事に埋もれている。
それを日々かき分けかき分け、
前進しようとするも、思うように進まない。

そのもどかしい、
腕を振り回して少し前に進み、
でも反動で下がらされて、
ずっと同じところで動き続けている感じが、
「あ、夢の中に似てる」
と思った。

空を飛べる夢、
でも全然思うようなスピードで思った方向へは進めない。
あの、目の中に浮遊している糸くずみたいに進む。
自分の動きと意志が、少しでも作用しているんだかわからない。
ゆっくり不規則に、滑るように動く。





仕事のこの感覚は、
仕事をおおかた一掃しない限り続くだろうと思う。
いくら小さなのをさばいても、
視界は変わらないので
進んだ、消化できた、
そういう手ごたえがしばらくない。

そこの電信柱まで
ちょっと走って、一息ついて
またちょっと走って、一息ついて
平常時がそんな感じだとすると
暮れの繁忙期は長距離走です。

腕をかき回して進めないなら、
ジャンプしてふわっと飛び越えたいけど、
それだと全然違う話になってしまう。