中学校のとき、美術の授業で不思議な課題が出た。
先生が授業に来られない日の自習課題だったか、それとも単なる宿題だったか…
とにかく、プリントが配布された。
そこにはいろんな質問が並んでいたけど、一問だけ今も忘れられない。
「りんごの花は何色か?またなんでそう思うのか?」
りんごの花の色=白だと、まず書いた。
(もともと知っていたのか、調べたのか、覚えていない)
その理由を書くのに考えを巡らした。
なんでこんな問題を出したんだろう。芸術的センスを試されているような気がして、考えこんでしまった。
で、書いた回答がこちら。
「りんごの実は赤い。花が白だと実が際立って収穫しやすいから。たくさん摘んでもらうことで、いつしか種が落ちてまた次の子孫を残すのに有利になる」(もちろん正確な文面ではない)
もうツッコミどころだらけ。
○「センスを試されている」と一度は感じながら、なぜか科学的な説明をしようとした。
○そもそも、実を収穫するときに花は咲いていない。(決定的なミス)
方向転換して科学的な方面から攻めたのは良しとしても、そこでコケてどうする。いや、どうしようもない。
結局どんなことを書かせたかったんだろう。
花は何色でもよくて、その理由を好きに想像してほしかっただけかな。
問題であるからには正解があると思ってしまった私の負け。