暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

お菓子は好きだけど、お菓子作りは…

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お菓子作りの敷居の高さ。
簡単さを謳ったお菓子レシピ本を持っている。「初めてでも絶対失敗しない」って表紙に書いてある。
一年くらい前に書店で見つけて、パラパラ立ち読みして、良さげだと思って買った。

作業手順が細かく書いてあって、装丁も使われている写真もムダにおしゃれぶっていなくて(おしゃれな雰囲気のレシピ本は難易度が高く感じる)、実用的なところがいいな、と思って。

クッキーや、さまざまな型を使ったケーキが種類豊富に入っている。

ところが、あまりにもお約束ながら、初めてその本を見て作ったお菓子を失敗した。それも、一番無難そうなクッキーを。
「無難そうだ」「簡単そうだ」と舐めてかかったからな…。
「初めてでも絶対失敗しない」は、手順をよく読んで忠実に従った場合に限るんだ、と知った。
(そんな注釈ついてたら嫌だけど。→「初めてでも絶対失敗しない    ※手順をよく読んで忠実に従った場合に限ります」)

またどれだけ簡単なレシピ本にも、
「そんなの持ってないー!しれっと書かないでー」と思う道具が出てくる。
○焼いたスポンジを冷ますときの円形の網
○パレットナイフ(クリームなんかを均一に伸ばすやつ)
○ハケ
○めん棒(生地を伸ばすのに使う)

どれもたいてい強いて使わなくてもよかったり、それっぽい近いもので代用できる。
でも、それが「初めての人」にはわからないから、お菓子作りにハードルを感じる一因である。
本としては、正統派な作り方を説明しなきゃいけなくて、「ぶっちゃけ~を使ってもまあ同じようにやれます」なんてグレーなことは書けないんだろうな。
個人のやりようによってはうまくいかないかもしれない邪道な方法を文字化したら、クレームになってしまう。



レシピ本に関わらず、結局は回数つくることが大事なんだろう。
いっぱい作るうち、行間が読めて、慎重に手順通りにやるところと、ラフでいいところをわかっていくと思う。

このお菓子レシピ本は、私にはまだ敷居が高くて、全然仲良くなれてない。
やっと握手をしたとこ、という感じ。