会社帰りにスーパーに寄りました。
時間が早かったので、ふだん用のない商品棚のレーンをぷらぷら。
コーヒーの粉や豆を並べてあるところを、見るともなしに見ながら歩いていました。
私はふだんコーヒーを飲みません。
そこに並ぶコーヒー関連商品も、ぱっと見てそれが溶かして飲む粉なのか、それとも挽く前の豆なのか、ピンときません。豆だとすると、これを挽く機械をみんな持ってるのかなぁ。とか考えながら流し見していました。
と、そのとき。「!」
視界の端で何かを捉えました。
(いま何かいた!)
(鳥だ)(鳥がいた)(なんでこんな、コーヒー売場のパッケージに)
気持ちとしてはこんなくらいの勢いで、来た道を数メートル戻ってその姿を探しました。
(あった)
見間違いでした。(わかりますか?)
興味の薄い、知識の浅いものに触れているとき、こういうことがたまにあります。
むりやり自分の好きなものを見出す。
それで印象に残ったり、頭に入ったりすることもあって、面白いなと思います。
資格試験などのテキストにあしらわれている人や動物のイラストも、そういう役割なのかなと思います。
勉強自体は退屈で(興味を持って、意志を持って取り組んでいても、初めのほうの段階では苦しいものがある)、でもキャラクターにはひきつけられる。そのキャラクターが発している言葉なら繰り返し読んでしまう。
結局それがとっかかりになる。