仕事で、やらないといけないことを先延ばしにしている。早く手をつけるほど傷口は小さく抑えられると分かっているのに、どのみちすでに立派な傷口ではあるので、開いて向き合いたくない気持ちもあってズルズルと。
ほかに新しく、急いで欲しいと入ってくる仕事があると喜んで飛びついている感すらある。
書けば書くほどダメな状況だなとじわじわ実感されてきた。ほんとにさっさと手をつけようと思う。
きょうは大根やれんこん、ささみ肉を使った中華スープを作るのに、いざ作ろうとしたら鶏がらスープの素を切らしていたことを思い出して、夕方の台所で一人愕然とした。
買いに走っている時間はなくて、あぁどうしよう、たかがスープで、今夜の夕食の献立の中で別に主菜はあるものの、初めて作るこのスープがきょうの料理の中でメインどころという感が強かったので、切り替える気になれなかった。
それで、あ、そうだコンソメならあるから何とかなるかなと思い立ち、スマホで中華系のスープの素の代用になるものを検索して、コンソメとオイスターソースを合わせるという方法に辿り着き、結果的に、存外美味しく仕上げることができた。
もっと若い頃は中華系調味料は中華料理に、コンソメは洋食に、としか捉えられていなかった。でもいつの間にか、それらは要するに多少風味は違えど塩分であって、工夫次第でその垣根を越えることは可能なんだと、自然と学んでいたのが、密かに誇らしく思えた。
（スマホで調べずに自分で当たりをつけてやってみたことだったらもっと格好良かったけど）
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