日曜日に散歩に出かけた。
日がな一日コタツに入って絵を描くこともできたけど、運動不足が気になったから。
人生としてはまだ駆け出しなのに、運動が足りないとそれだけ軟弱な身体になってくる。気づいた時点でなんとかしないとやばい気がする。
前の日は雪がちらついたりもして、ぐっと寒くなった印象があったけど、晴れた日曜の午後2~3時あたりはお散歩日和。気待ちのいい青空だった。
空気は冷たくて、早足でズンズン歩いても簡単には身体は温かまらなかった。
近所の住宅街。ふだん行かない、よく知らないところ。迷いたくないので、まっすぐの道を選んで、時々振り返って景色をインプットしながら。
コンビニがあったら何か甘い温かい飲み物を買おう、と思って、それを楽しみにお財布をカバンに入れてきたのに、なかなかコンビニに出会えない。
そもそも人にほとんど出会わなかった。
見かけたのは、
・少年(サッカーボールを壁に向かって蹴って一人で遊んでいた)
・若い男性(自宅前でバイクを磨いてた)
・おじさん(玄関付近のプランターの植物に水をやってた)
・おじいさん(ゆっくり歩いていた。私と同じ目的かな、と勝手に共感)
・猫(ひなたで座って目を閉じてる子を何匹か見た)
行き止まりになるまでずいぶん歩いて、Uターン。
来た道戻るのもなんだかね、と思って曲がり角のたびに曲がってみようかキョロキョロ(方向音痴のくせに)。そうしたら、一本向こうの通りにコンビニの看板を発見した。よっしゃ、と小走りで向かった。
大きな駐車場付きのコンビニだった。
レジに並ぶお客さんをさばく『こちらからお並びください』の印が床になかった。
住宅街の中のコンビニ、そんなに混まないのかな。
コンビニで、思いつきでちょこちょこ買い物するのは良くないと思っているけど、街に出てカフェに入ることを考えたら何分の一かの出費だわ、と思って満足した。
*
結局一時間ほど歩いて、近所のスーパーで食材を買って帰宅。
ついでに菓子パンも買った。
カロリーは今日は気にするまい、脚を動かせたからよし。という気分だった。
そんな日曜日だった。