暮らしの中で思うこと

絵中心のブログ。簡単なイラストや、たまに動物のスケッチを描いています。

この季節、散歩のこと


今朝、この秋初めて、顔を洗う水を冷たく感じた。そういえば家の中で虫を見かける機会も減ったし、一歩一歩、季節は進んでいるなぁと思った。


坐骨神経痛というのがたけなわで、ズボンの脱ぎ着や、寝ていて起き上がるなどの動きのたびにフウフウ言っている。

お風呂で湯船に浸かったあとはぐっと楽になるので、体を温めて血行を良くするのが効いてるのかなぁと思う。明日は腰にカイロを貼ってみようか。

きょうも散歩に出かけたけど、そんな体なので、いつもの半分くらいの時間にしておいた。公園までの坂道が、重い、なまった体には良い運動になる。

昔は同じ坂を、犬と一緒に全速力で駆け上がっていたのになぁ。(犬に勝てるわけないと思うけど、うちの柴はわりと小柄で、全力を出せば意外といい勝負になったような記憶がある)

そういえば飼い犬と一緒に全力疾走している人ってあんまりみたことないな…。


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昨日の散歩の途中で見つけた落ち葉。わ、きれい。と思わず腰を折って拾った。

一日経つと水分が抜けて固くクシャクシャになってしまうので、写真を撮っておいて、きょう描きました。




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散歩・ホームシックの話


先週、一人で散歩してみた。

行きは車通りの少ない、植え込みのきれいな道を選んで、帰りは小学校の通学路を歩いた。

時刻は夕方、降り出しそうな薄暗い空だったけど、気候はちょうどよく(暑くもなく寒くもなく)、あちこちの家の庭先からキンモクセイの香りがして、ちょうど下校途中の小学生も見られたりして、とても楽しかった。

家に帰ってからも良い気分は続いて、これまでよくこれ(散歩)無しで、家にばかりこもってられたなと思った。

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それで昨日も、少しでいいから出かけようと思っていたけど、日がな一日雨だったから、足元も危ないしでやめておいた。

代わりに6畳の部屋の中をグルグル歩いたけど、景色がないと、外の空気がないと、やっぱりそんなに長くはやってられなくて、だいたい1000歩足らずで終了した。やらないよりマシかな、という気休め程度の運動だった。


この数週間で本を3冊読み終えた。どれも難しい本じゃなくて、気軽に手にとって読み始めたけど、途中でなんとなく飽きるか興味が他に移るかしてそのまま…というのが同時進行で何冊かあり、気持ち悪かったので、読了できてホッとした。

東京の自宅から持ってきた本はまだ読み終わっていない。面白いけどちょっと難しい本で、少しずつ、頑張って読んでいる。

向こうの本棚にあった本、向こうでも読んでいた本。それだけで癒されるものがある。

簡単には読み終わらない本を選んでよかった。できるだけゆっくり読みたい。

こちらで出会った本は、いくら面白くても、他人感がある。よそよそしい。(本がよそよそしいって、どういうことよと思うけど、なんかよそよそしい。)

同じ調子で、向こうで頻繁に聴いていた音楽をスマホから流してはホッとしている。

故郷を思うホームシックになったことはないのに、いま、東京の暮らしが恋しい逆ホームシックになっている。

やっぱり数年であっても結婚生活の構築は濃ゆい体験で、いろんな思いの上に積み上げたその生活から急に離され(自分の足で来たわけだけど)、心が「ちょっとちょっと、急に根こそぎ取り上げないでください」と声を上げているような。

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今は演じるものが無くて


なんだか気持ちがしんどい。

なににも追われず急かされず任されず、食事以外の時間はなにをしていてもいい、そんな、人生の夏休みとも言うべき期間なのに。

結局なにかを担わないと、役割を与えられないと、シャンとできないのかな。

これまでは仕事中心の生活だった。週末に休んで回復したエネルギーをまた月曜から仕事にあてる、それを病的なサイクルだなぁと思っていたけど、いざ仕事を取り除かれると、気持ちがハリを失ったようで、趣味に向かうのになかなか腰が上がらず、性格はだらしなく幼くわがままに、後退していく感じがする。とにかく不安定で苛立ちやすく、落ち込みやすい。

単純に仕事をしていないというだけでなく、ほかにも、今ならではの要因はある。

出産を控えて落ち着かない。旦那さんがそばにいないのが寂しい、自宅に帰りたい。自分が家事をしないぶん家族がそばで忙しくしているのを、見ていてしんどい。

たぶん今だけのことで、あとになれば忘れてしまう気持ちなんだろうけど。


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外出に使っている、クタッとした肩掛けかばん。いつか雑誌の付録で付いていたもの。書類を入れたファイルを入れておいたら、その端っこが一緒にクタッとしてしまった。(こうなるだろうとなんとなく分かっていたけど、取り出さなかったのはなんでかね。)




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気になる漢字


絶品、という言葉のことを少し前から考えていた。

おいしいものに対して「これは絶品」と言ったりするけど、「絶」の漢字自体には「美味」とか「良い」の意味が含まれてないんじゃないの?と。

もともと「絶対的に美味しい品」みたいな文章を縮めた言葉なのかなぁ。もしかしたら由来になるような中国故事があったりして…


それで「絶品」の意味を検索してみたら「非常に優れた品物や作品」のように出てきた。ふうん。

次に「絶」の漢字を調べると、意味の何番目かに「優れる」「このうえない」と載っていた。

へえ。「絶」にはもともと、すごく良い、的な意味があったのか。そうか。

調べて一息つくと、「そういえば元々薄々知っていたこと」 のような気がしてきた。

辞書にはしれっと載っているので、「世間一般の常識ですよ」と言われているような気も。

だとしたら無知を晒すようで恥ずかしいけど、少し迷ったけど、せっかくここまで書いたので、ブログにします。


ちなみに、ネット検索した後で紙の辞書も引いてみた。

【絶】①たつ。たちきる。②たえる。たやす。③ことわる。こばむ。④へだたる。ふさがる。④やめる。とめる。…⑧すぐれる。まさる。⑨わたる。よこぎる。⑩はなはだ。ひじょうに。…(『角川漢和中辞典』より)

⑧の意味は、やっぱり意外というか、ほかに対して浮いているように見える。でもまあ⑧以降を見ていると、“極端な”“振り切った”的な意味合いがどこかにあるんだろうな。

すぐ何かの役に立つ知識ではないけど、ちょっと勉強になりました。


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絵はナマケモノの親子です。

省エネな生き物だけど、当然出産というエネルギーのいる営みを行うんだなあ。のんびりゆっくり産むのかな。




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キンモクセイやハロウィンの話


数日前からキンモクセイの香りがする。

私の部屋のすぐ外にキンモクセイの木はないので、どこか近所に植わっているものから香ってきているんだと思う。

ほんのりだけど、部屋の中に均質に漂って、さりげなく癒されている。

香り自体も好きだけど、この香り方、押し付けがましくなさが良いなぁと思う。

キンモクセイのことは毎年のようにブログに書いているので、「昨年かいつかも似たような文章を読んだな」という内容になっていたらすみません。同じ人間、感じることはだいたい同じ。)

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ハロウィンは、この時期になると食品の包材や店飾にあしらわれているので、季節を感じるテーマだけど、イベントとしてはまだ目新しい。仮装して出かけるとか、実際に自分が参加して楽しんだこともない。

だからかな、ハッピーハロウィン!という文言には違和感がある。ハッピーニューイヤーとか、メリークリスマスは躊躇なく、イラストやカードに添えるけど、ハロウィンについてはちょっと、まだなんだか、距離を感じる。

(日本人としてハロウィンを祝ういわれがない、という理屈ではない。それだとクリスマスだって説明がつかない)

10年くらいしたらもっと馴染むのかなぁ。


ハロウィンつながりで思い出したこと。最近、よく風呂場や廊下の壁にクモが這っている。

寝室だけは嫌なんだけど、そのほかの場所で見かけるぶんには平気なたちです。

生き物が好きと言いながら、そこには虫の類いは含まれていない。でも眺めるだけなら自然観察として面白いし、愛着もわいてくる。

(家の中にいるということは、いずれ寝室に侵入してくるかもしれない、とストレスを感じるほどの神経質さはない。)




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季節はそろりそろりと


日に日に涼しくなるので、もうすっかり秋の気分で、きのうヒートテックを着ていたらどうも暑くて、さすがに早かったと、袖のないふつうの下着に着替えました。

まだ家の中に蚊が飛んでいるし(元気はないけど)、ほんの数日前にツクツクホーシが鳴いていたし、季節の移ろいは少しずつだな。

意識をしていても、着るもの羽織るもの、お布団など、ぴったり足並みを揃えるのは難しい。

(ちょっと調べてみたら、ツクツクホーシは夏の間も鳴いているけど、ほかの種が終息した8月下旬から存在感を増し、9月下旬まで声が聞かれる、夏の終わりを告げる生き物だそう。個体の寿命は分からないけど、ほかの蝉より長い期間鳴いてるんですね。全然知らなかった。)


明け方に見た夢の中で、外出の際「そうだマスク」と思い、きちんと着用して出かけるシーンがありました。

夢の中でも感染対策はスタンダードになりつつある。面白いけど、なんだか物悲しいような。


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ヤマガラさん。

色が綺麗な鳥なので、できれば次はカラーで描きたいな。



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長袖・逆ホームシックの話など


この秋はじめて長袖を着た。手首まで覆われる感覚が懐かしくてなんだか嬉しい。

涼しくなったら着ようと、春先に買っておいたもの。お腹に向かってフワッとしていてお尻が隠れる長さ、両サイドにスリットが入っている。

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ついこの間まで蝉の声を聞いていた気がするから、この秋、と言うのもフライングかな、という気がした。でももう9月も下旬だ。季節は気候や虫の音の変化を伴いながら明らかに変化しているのに、なかなか夏の気分が抜けない。


(話が変わります)

少し前、出産に備えて里帰りをした。

東京を出る数日前に切った爪が伸びてきている。もうちょっとしたら切らないといけない。東京の自宅を離れてからの時間が偲ばれて、切ない。

東京の自宅では、朝昼晩の台所仕事の合間に自分のリラックスタイムを作っていたのが、いまはほぼ一日中がリラックスタイムで、それは贅沢なことなんだけど、どうも調子が出ない。

自分以外の人間(親)が家の中を切り盛りする、その傍らでただのんびりと、好きなことをどうぞ、と言われても、どうも怠けているような、ダメ人間になったような感じで。そんな張りのない気持ちなので、読書もお絵描きも、背筋を伸ばして臨めない。

今はもう、私の家は東京なのだな。


(ここまで書いて、好きなことならウニャウニャ考えず素直にやればいいんだよな、と思った。なにも、家事などのタスクをこなしてからの報酬みたいに考えなくてもね。)




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